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2008年2月11日
エコ?ECO?コレでもイイだなんてホント困っちゃいますわ
[ エステロリスト(化粧品/美容業界) ] 

ウィンク昨日はノンビリとマッタリとお仕事してるところへアンジュから携帯電話メール受信。ナニナニ(・・?)

アンジュ “エコべ−ル(原文まま)ってご存知ですよね?アンジュのお客さんで使ってる方もいらっしゃるみたいですが知り合いも使ってるようです。成分調べたら鉱物系の合成界面活性剤が使われていました。…これをブログネタには出来ないでしょうか?先生のお力でヒトツm(__)m”…ですって?

 確かエコ●ベールって最近、小洒落たコンビニやスーパーで眼にする“成分は全て天然、手肌や環境に優しいベルギー生まれの自然派洗剤”ってヤツね?で早速アタクシはエコ●ベールのHOMEに飛んだってわけですわ。そう、もちろん成分を調べにね。

 そしたらドウでしょう。洗剤の成分って何一つ書かれてやしなかったんですわ。そして唯一見つけたのはρ(´へ`) コレ。んんん、匂うわ。



(↑これ以上縮小すると字が小さくなって読めなくなってしまうので、90度左回転の画像でゴメン下さいましね)

これで何をドウ解れって言うのかしら?でもアタクシは考え付いたんですってば。ネットで販売なさってらっしゃる所なら成分について書かれているかも…そうしてやっとアタクシはこんな結果を導き出しましてよ〜ε=( ̄。 ̄;)フゥ。

 コチラって多くの商品のラインナップがございますがソノ中でも大別しやすく、洗濯用・食器洗い・柔軟剤の三つをピックアップいたしましたの。これを参考にすればトイレ用だの住まい用は推して知るべし、だもの(*`д´)b OK♪

1ランドリーリキッドA界面活性剤(28%ポリオキシエチレン脂肪酸エステル)B純石鹸分(脂肪酸カリウム)CアルキルポリグルコシドDアルキル硫酸エステルナトリウムE補助剤(6%蔗糖発酵アルコール)

 さてコノ中で、AとD環境衛生と人体への悪影響が言われている物質ですの。とくにDのASは脂肪を取り除く効果が高く皮膚障害、アレルギーを引き起こす可能性ばかりか角質層(バリアゾーン)を破壊し皮膚に浸透して(ご存知、経皮毒!)血流に乗り脳、心臓、腎臓、肺etcに蓄積してダメージを与えると言う報告も…●~* チチチ (゜ロ゜ノ)ノ ヒイィィィ!!!!

2食器用洗剤A界面活性剤(22%ラウリル硫酸ナトリウム)、Bアルキルポリグリシド

 ほらほら、良く聞くお名前の登場だわっ!Aはアタクシがシャンプーの成分の時も良くお話しするラウリル硫酸ナトリウムっ。石油から出る廃棄物で分子が小さいために皮膚浸透していく恐ろしい悪玉。これは胎児毒性の中でも極めて危険、ってことはね、卵巣や子宮に溜まるって例の怖いお話のことですわ。毎日、レモンやラヴェンダーの香りに包まれて食器もキレイ、な〜んて鼻歌混じりに洗っていると、やがては…≡≡(;´Д`)ハァハァ   Σ(´Д`lll)!!

3ソフナー(柔軟仕上げ剤)A界面活性剤(10% ジアルキルジメチルアンモニウム塩)B塩化マグネシウム、ハーブエキス、ソルビン酸

 もう一体なんだっていうんでしょう( ゚曲゚)キィィィィィッ!Aは逆性石鹸って言われて合成界面活性剤の中でも強い毒性を持つ成分ですのね、例えばホンノ少量をラットさまに与えれば脳細胞が障害をを引き起こしたのが顕微鏡で観察されたって言うほどで、哀れラットさま、又もお陀仏。しかもこのジアルキルジメチルアンモニウム塩((´、丶) ホゥ舌噛むわ)ってば有害化学物質大国?USAにおいても小児への毒性が警告されDFAでは禁止する方針にある、と言うことですの。ラットさまは何万匹ムダに命を落としていくのやら(T_T)

 あっ、ラットさまだけの話ではなくてよ、このまま毎日の使用でどれほどの人間を含め命が傷ついて行くのでしょう?

 このエコ●ベールのあざとい点は“全ての成分を天然の安全な植物に求め”と言いつつ、出来上がったものが有害化学物質であるならば、それが鉱物に因って得られた有害化学物質のソレとナンラ変わりが無いものをあたかも“健康を害さない”や“地球環境を破壊しない”とユーザーに思わせる“サギまがいの喧伝”に有るのではございませんの?

 しかも、HOMEでありながら詳細な成分を出さず

薄くて敏感な赤ちゃんの肌。些細な刺激にも敏感に反応してしまう子供の肌。家族の敏感な肌のためにも、まず、洗剤に刺激物が含まれていないか確かめてください。繊維の中に入り込んだ化学物質が、肌を刺激してアレルギーの原因になっているかも知れません。
と、平然と書き連ねる心理がアタクシには恐ろしくてたまりませんの。

 このエコ●ベールのみならず、世には“無添加化粧品”と称して、何が無添加なのか明記を避ける会社が雨後の竹の子のように出てきておりますが、ソノ中にも“食べられるモノから作った…”だの“成分は全て天然”とかを打ち出し消費者を惑わす企業も少なくございません。

 でも、ですわ、だから、もう一度だけ言いましょう。なにから抽出して作っても出来上がった成分が有害化学物質ならソレは、有害なのです。

 自然界の中にも“毒”は多く存在しますのは明白な事実。テトラドトキシンにしてもホルムアルデヒトにしてもトリカブトにしても毒キノコ(・・?)にしても、ね。

 こんな人を食ったような商売で環境や健康は本当に守られていくのでしょうか?アンジュからのメールで“こんな商売なんて、世の中には山ほど在ってよ、”と心の中で密かに悪態つきましたが今回“お題拝借”して、アタクシもアラタメテの力及ばぬ布教活動^^;が身にしみましてよ。

 皆サマ、知りましょう。そして変えましょう、今なら間に合うはず。アタクシが作った愚作のキャッチコピーに“変える勇気で変わる素肌”ってのがございますが、“変える心で変わる地球”になるかもしれませんもの。

 一人ひとりは微力でも小さな思いもまとまれば大きなうねりになる事を、アタクシ達から始めなければナンだか生まれてきた甲斐がございませんわ。

 だって、アタクシはもう、知ってしまったんですもの(   ̄ー ̄)

 最終更新日  2008年02月11日 16時51分12秒